【解説・考察】ところでエリデンの階級名ってカッコよくない?

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画像はOVA・銀河英雄伝説に登場する自由惑星同盟の階級章。筆者が最近ハマっている。

ところで帝国の階級がよくわからないのだが

エリデンに登場する帝国と連邦。この2つの勢力のもとで仕事をすると、それぞれの海軍階級が徐々に上がってゆく。一部の猛者は短期間にものすごい数の仕事をこなし、階級を爆上げするという話もある。これらの階級が上がってゆくにつれ、特定の船や星系がアンロックされていく、というのが海軍階級だ。

だがその階級の名前、そしてその意味、ぜんぶわかるだろうか?完全にエリデンの物語(lore)部分になってしまうが、「この階級はどのくらいエラいのだろう」と思ったことはないだろうか。

そんな疑問に少しでも答えられるよう、今回は帝国、そして連邦の階級について、読み方と日本語訳を紹介する。

なお、以下に紹介しているのは全てWikipediaほか一次ソース・二次ソースの情報を拝借しており、また筆者の解釈違いにより誤情報がある可能性があります。あらかじめご承知おきください。
【トリビア】我々CMDRは、それぞれの海軍に所属する「予備役」または「補助軍人」(navy auxiliary)であり、いわゆる「職業軍人」ではないのだ。これは第一次サーゴイド戦争の際に連邦・帝国の両陣営がフリーランスのCMDR達を片っ端から海軍の軍属として雇い、大規模なサーゴイド討伐作戦に投入するために予備役補助艦隊)という制度を設置したからなのだ。
auxiliaryの読みは「オグジラリー」。ちなみに「よびえき」であって「よびやく」ではない。
※補足:現実での予備役は「reserve(リザーブ)」と呼ぶ。現実でのauxiliaryはNY市警・警察予備隊(en.wikipedia)などの予備人員を指す。

帝国海軍の階級一覧

英名 読み方 日訳
Outsider アウトサイダー よそ者
Serf サーフ 農奴
Master マスター (奴隷等の)主人
Squire スクワイア 大地主
Knight ナイト 騎士
Lord ロード (荘園の)領主、卿
Baron バロン 男爵
Viscount ヴァイカウント 子爵
Count カウント 伯爵(※意味はEarlと同等)
Earl アール 伯爵(※意味はCountと同等)
Marquis マーキス 侯爵
Duke デューク 公爵
Prince プリンス (小国の)王
King キング

帝国の階級には封建制時代のイギリスのような雰囲気がある。おそらくそこを原典として階級を作ったのだろう。

Lord(領主)は、イギリス封建制のもとでは本来、爵位を持った人物を指す地位であるが、エリデンでは何故か分かれている。卿という日本語訳が最も当てはまると思うのだがロード・オブ・パーラメント(wikipedia)など)物語(lore)的には、男爵の下に位置しているため「爵位を持たない領主」を指しているのだろうか・・・?

CountとEarlはどちらも「伯爵」だが、これは使う国によって違うというだけで実際は同等である。イギリスではEarl、イギリス以外ではCountと呼んでいる。

【トリビア】Earlは日本でも馴染みのある単語である。紅茶の「アール・グレイ」は、1800年代のイギリスにおけるグレイ伯爵家2代目「チャールズ・グレイ(wikipedia)」に由来する、と言われている。

なお帝国はその名の通り帝政を採用しているので、王の上は皇帝となる。ここでいう王はあくまで(帝国の中に存在する)一国の王なので、その中では一番エラい、というだけである。

連邦海軍の階級一覧

英名 読み方 日訳
Recruit リクルート 訓練兵
Cadet キャデット 士官候補生(意味はMidshipmanと同等)
Midshipman ミッドシップマン 士官候補生(意味はCadetと同等)
Petty Officer ペティ・オフィサー 軍曹
Chief Petty Officer チーフ・ペティ・オフィサー 曹長
Warrant Officer ウォラント・オフィサー 准尉
Ensign エンサイン ※米語ではエンスン 少尉
Lieutenant ルテナント 大尉
Lieutenant Commander ルテナント・コマンダー 少佐
Post Commander ポスト・コマンダー 勅任中佐
Post Captain ポスト・キャプテン 勅任大佐
Rear Admiral リア・アドミラル 少将
Vice Admiral ヴァイス・アドミラル 中将
Admiral アドミラル 大将

連邦の階級は、連邦海軍の階級呼称になっているためモロに軍隊の階級名である。

なおキャデットとミッドシップマンはどちらも「候補生」と入っているが、(おそらく原典にした)イギリス海軍内にて、時代によって名称が変わっているだけなので特に差はない。昔はミッドシップマンと、今はキャデット(というと一般的に「士官候補生」となるが)と呼んでいるだけである。

ポスト・コマンダーとポスト・キャプテン(en.wikipedia)についても同様に、昔のイギリス海軍で「何らかの理由により、階級に関係なくその場限りでその船の船長を務める人物」を指して「ポスト・キャプテン」と呼ばれていたのが由来だろう。本来は「ポスト」はつかず、単に「コマンダー」と「キャプテン」である。

この辺りは、エリデン世界における連邦海軍(の中の我々CMDR)は「海軍補助艦隊(navy auxiliary)」に属するから、という背景があるからだろうと筆者は推測する。いわゆる”ホンモノ”の軍人ではないから、であろう。

【トリビア】ミリタリーが好きなCMDR諸兄はご存知かもしれないが、海軍におけるCaptainの日訳は「大佐」である。これは、ほとんどの国において海軍の階級だけが他の三軍と違い階級呼称が大幅に異なっていることに由来する。ちなみに他の三軍である陸軍・空軍・海兵隊では、ほとんどの場合Captain=「大尉」である。

おまけ:パイロット連合の階級

我々CMDRは、船や星系のアンロックを得るための海軍階級よりも、パイロット連合の階級のほうが馴染みのある・・・というか右パネルを見ればすぐ目に入るのではないかと思う。戦闘・探索・交易の3階級だ。

この3階級は、以下のようになっており、どれか1つでもEliteを得ると「全商品完備・全品10%OFF」という素晴らしいステーション「Jameson Memorial(Shinrarta Dezhra星系)」への進入許可を貰える。

パイロット連合階級
戦闘 探索 交易 CQC
1 Harmless Aimless Penniless Helpless
2 Mostly Harmless Mostly Aimless Mostly Penniless Mostly Helpless
3 Novice Scout Peddler Amateur
4 Competent Surveyor Dealer Semi Professional
5 Expert Trailblazer Merchant Professional
6 Master Pathfinder Broker Champion
7 Dangerous Ranger Entrepreneur Hero
8 Deadly Pioneer Tycoon Legend
9 Elite Elite Elite Elite

ちなみに、筆者がElite: Dangerousを始めてから最初に達成したのは「交易」のEliteだった。データ輸送、貨物輸送、貨物調達、旅客、マーケットでの売買利益などから合計利益10億5000万CRを達成すると得られるのが交易Eliteである。

探索Eliteは、探索データの合計売却額が3億2000万CRで得られる。筆者はそうだ、Colonia行こう。の時のデータ売却で1億3000万CRほど稼いできたのでPioneerを得ることができた。Eliteまでにはあと1回、それもしっかり探索をしながらColoniaまで往復しなければならないだろう・・・。

戦闘Eliteは他2つとは異なる計算方法で階級が上がってゆく。ここで解説するにはスペースが足りないのでこちら(elite-dangerous.fandom.com)を参照してほしい。下の方に若干日本語で解説してある。

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