写真はFrontier Forumsより引用。
世代船ゴルコンダ、現る。
何かとダークな話ばかりな世代船だが、ここにきて何と「乗員の末裔が生きている世代船」が発見された。Twitterでもまことしやかに囁かれていたが、やはりインターステラー・イニシアチブの対象となった。
Frontierフォーラムに投稿されたニュース「The Golconda – Overview of Phases」より抜粋・翻訳し、イニシアチブの概要説明などを行っていこうと思う。
いつも通り、意訳や日本語として読みやすいように翻訳しているのであしからず。
世代船って?
画像はElite: Dangerous Fandom Wikiより引用
Generation Ship(ジェネレーション・シップ)とは、我々のエリデン世界において21世紀末から22世紀中盤にかけて地球を出発した宇宙船のこと。太陽系の外へ居住地を求めた人類により、希望の船として建造され、深宇宙に向け打ち上げられていった巨大宇宙船である。
なお、22世紀中盤に建造が終わったのは、その頃にFTL航行装置(faster-than-light航行:光の速さを超えて移動する仕組みのこと)が開発されたため。亜光速(sub-light speed:光の速さよりも少し遅い速度)でしか移動できないジェネレーション・シップは時代遅れとなってしまった。
概要(※完全翻訳ではないです)
世代船ゴルコンダが発見され、何と乗員の末裔が今でも世代船の運航していることが判明した。乗員から何世代も下の末裔たちは、地上の居住地建設のための資材を切り崩し補修に当てたりなどして何とか食いつないでいたが、ここにきて外部の手助けが必要だと自覚したらしい。
この大発見に帝国・連邦の両勢力が目をつけている。200年前のオンボロ宇宙船に利用機会を見出した両勢力の間で政治的駆け引きが始まるのは火を見るより明らか。もちろん、駆け引きに勝利した者は多大な利益を得るだろう・・・
フェーズ1 (11月8日開始)
発見された星系の管理ファクションである「ユパニクリス・ビジョン・インコーポレイテッド」はゴルコンダの乗員に対し支援を提供するための動議を発動。一方その頃、支援の供給ラインを狙う海賊たちは密かに準備を始めていた・・・
コミュニティ・ゴールは以下の2つ。
- 交易ゴール:以下をUpaniklis星系>Fozard Portに届ける。
- Basic Medicine
- Advanced Medicine
- Aluminium
- Ceramic Composite
- Semiconductor
- 賞金稼ぎゴール:バウンティ・バウチャーを Upaniklis星系>Fozard Portに届ける。
開始:11月8日 15:00 (グリニッジ標準時、日本時間で11月8日午前6時)
終了:11月14日 15:00 (グリニッジ標準時、日本時間で11月14日午前6時)
フェーズ1終了後、ゴルコンダへの支援のため帝国・連邦の両陣営からそれぞれメガシップが到着する。
フェーズ2 (11月18日開始)
帝国・連邦の両陣営はゴルコンダへの支援を開始する。しかし、そのアプローチは違ったものになりそうだ・・・
- 帝国:世代船の乗員に対し惑星の地上港を提供し、彼らが「新たな居住地を築く」という本来の目的を達成する手助けをする。帝国は新たな居住地における乗員たちに完全な市民権を与え、自給自足ができるよう最新の農業技術を提供する。
- 連邦:帝国とは反対に、世代船の乗員たち特有の文化を尊重し、彼らに宇宙港(Outpost)を提供し、永久的な宇宙居住地(原文ではspace colony)を得られるようにする。着陸パッドを備えるOutpostにより、交易で医薬品や物資を備蓄できるようになる。
帝国・連邦のうち、より多くの支援を達成できた陣営が世代船の乗員たちの心と世代船の利権を勝ち取ることとなるのだ。
- 帝国側 交易ゴール:以下をUpaniklis星系に駐留する帝国所属のメガシップに届ける。
- Polymer
- CMM Composite
- Titanium
- Beryllium
- Thallium
- 連邦側 交易ゴール:以下をUpaniklis星系に駐留する連邦所属のメガシップに届ける。
- Polymer
- CMM Composite
- Titanium
- Beryllium
- Thallium
(※どっちの陣営だろうが運ぶものは同じ。お届け先が違うだけ。)
開始:11月18日 15:00 (グリニッジ標準時、日本時間で11月8日午前6時)
終了:11月26日 15:00 (グリニッジ標準時、日本時間で11月14日午前6時)
報酬
帝国・連邦のうち、より多くの支援を達成できた陣営がこのイニシアチブに勝利する。勝利した陣営により報酬が異なるが、その報酬は以下の通り。
- 帝国が勝利した場合
- Upaniklis星系内に帝国所属の地上港(planetary port)が開港。
- 12月5日から16日の間、帝国のランク上げが2倍ブースト。更に帝国の艦船が割引価格で購入可能に。
- レアグッズ「Apa Vietti」が新造の地上港にて購入可能に。
- 12月5日から16日の間に新造の地上港にドッキングしたプレイヤー全員にデカール「The Golconda」を配布。
- 連邦が勝利した場合
- Upaniklis星系内に連邦所属の宇宙港(outpost)が開港。
- 12月5日から16日の間、連邦のランク上げが2倍ブースト。更に連邦の艦船が割引価格で購入可能に。
- レアグッズ「Apa Vietti」が新造の宇宙港にて購入可能に。
- 12月5日から16日の間に新造の宇宙港にドッキングしたプレイヤー全員にデカール「The Golconda」を配布。
総評
というわけで今回のイニシアチブ、帝国と連邦による骨董品の取り合い幼稚園児のケンカ政治的な駆け引きという形になってしまったわけで・・・果たしてどっちが勝つのやら。というよりどっちが勝った方が便利になるのやら。
そして政治材料に使われる古代人(?)カワイソス・・・。
どっちに転んでもこのイニシアチブが世代船のロア(ゲームの物語部分)に新たな1ページを書き記すことには違いない。